不妊治療の流れについて
不妊治療とは、不妊の原因を治療する、もしくは妊娠の可能性を高めるという治療方法のことを言います。
以前にも書きましたが、本当の意味での不妊の原因はわかりませんし、妊娠の可能性を高めるというのも漠然としています。
具体的に行われていることとしては、排卵しにくいので排卵誘発法を用い、ホルモンが少ないからホルモンを補充する、卵管が閉塞しているから採卵する、精子の運動率が悪いので顕微授精するということですね。
しかし、この方法をしたからといって妊娠するという確証はどこにもありません。
ただ、現状この方法しかないということを不妊治療を受ける側も知っておかなくてはいけません。
染色体異常の割合などを考えても、「子供は授かり物」だということを深く感じます。
大きな流れとしては、まずはタイミング法、人工授精、そして体外受精と進んでいきます。
これをステップアップ治療といいます。
子供が欲しいと思ったら、まずは避妊を止め、思いのまま性行為を行う。
このままで良いのかな?と悩んだら基礎体温を測って、月経周期を知る。
基礎体温に沿ってタイミングを取ってみる。
本当にタイミングが合っているか不安なため、排卵チェッカーを使う。
妊娠しない。
病院に行き、検査をする。
病院主導のもと、卵胞チェックおよび投薬、そしてタイミングをとる。
妊娠しない。
病院で人工授精を薦められる。
卵胞サイズが20㎜となったため、人工授精を行う。
何回か試すが、妊娠しない。
病院から体外受精を薦められる。
このようなステップは王道ですね。
最後の体外受精を行っても妊娠しない場合は、体外受精を繰り返すのみ。
すぐに妊娠する人は良いですが、そうではない人はとても大変です。
日本の体外受精を行って出産する割合は、8回移植で1人出産するという。
恐ろしく、結果が出ない治療法なわけです。
それでもこれが最高の治療法なのです。
では、どうしたら妊娠、出産率を上げらえるか?
それはすべて皆さんの体次第です。
年齢も、病歴も、ホルモンも、卵巣も、子宮も、精巣も・・・すべてあなたの身体のことです。
せっせと肉体改造をするしかないのです。
不妊治療を成功に導くためには、病院への通院はもちろん、自分の肉体改造、ホルモンバランス、血行を整える必要があります。